背骨(脊柱)は横から見ると腰椎部は前弯(腰椎3番最大)
胸椎は12番を境に後弯(胸椎8番最大)
頸椎は胸椎1番を境に前弯(頸椎5番最大)
通常胸椎1番、12番、腰椎5番ないし仙椎1番は
立位での重心線上にあるのが正常な状態なのです。
この弯曲が正常な状態が正しい姿勢なのです。
この状態で背骨は正常な(ストレートに対して約16倍の)強度
を保っているのです。
尚、後方から見て弯曲しているのは異常(側弯症)です。
来院される患者さんの多くはこの弯曲が過剰になっている
方が殆んどなのですが、稀にですが弯曲が過少の方が
来られることがあります。
過少弯曲の患者さんは強度が足りないため正常に立つことが
できないのです。
過少弯曲の患者さんは仙骨基底部は後方に倒れ腸骨は
両側で前上方に引っ張られているのです。
これを正常に戻すには通常の治療より手間暇が掛かります。
正月明けに来られた患者さんがこのタイプで長年腰を前かがみ
にしていた癖で常に腰痛に悩んでいたそうで今日で3回目
ようやく真っ直ぐ立てるようになって帰りました。
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