当たり前の事ですが、来院される患者さんは必ずどこか症状を訴えて来られます。
腰が痛い、肩が凝る、頭痛がする、顎が痛い、・・・など
でも痛みを訴える所が必ずしも悪いところではありません。
昨日来られた女性も７年前から右肩から首にかけて、酷い痛みがあり首がどちらにも殆ど回らない。
整形外科に行ったら「貴女は首が長く撫で肩だから肩こりがあるんです」と言われたそうです。
この台詞は整形の先生は良く使うようです。聞いてあきれますが・・・
いつもそれに対して患者さんに言うのは
「首の長さや肩の形状で痛みが出る事はあまりないと思いますよ」
「それより他のところに原因があって、その部分に痛みが出ているのだと思いますよ」
初回は仙骨の歪みと首の付け根の頚椎７番が歪んでいたので矯正
して何日か様子を見るように言って帰っていただいた。
翌朝また電話があって
「かなり楽になったのですが今日また続けて行っても大丈夫ですか？」
カイロプラクティックは保険が効かないので患者さんの負担を考えて
大体一週間間隔で治療をしているのですが本人がお金の事より早く
治りたいと思っているのであれば、その限りではないので続けて来て貰った。
今日は首の胸鎖乳突筋という筋肉の反射点を探り内臓の問題を探した。
痛みを訴えているのは右側だが左の筋肉に結節がある
「これは子宮の機能亢進（自律神経の福億巻神経優位）みたいですね」
と言うとそこで患者さんに思い当たる節ががあった。
「実はまだ若いんですがもう生理があがってしまったんです。」
これだ～★
「若くて生理が無くなったので脳がその事を認識せずに働く様に
指示を出していたんですね」
簡単な操作で効果があるのだが知らないと出来ない・・・
治療を施すと
「首の痛みはまだ少しあるが鎖骨あたりの痛みが無くなりました。」
早く楽になりたいので昼から来ても良いですか？」
と言われるので・・・
「明日にしましょう、自然治癒力が働けば時間が解決す露ことがあるので」
と言って帰ってもらった。
カイロプラクティックの世界では常識なのですが・・・
首や肩が痛むからと言ってその部位を調べても問題が見つからない
典型的なケースでした。
