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希少な存在教科書どうりの仙骨の歪み

長年カイロプラクティックの施術をしていますがあまり教科書どうりの歪みに出会ったことがありません

ところが先日飛び込みで来られた患者さんの仙骨が正に希少な存在の教科書どうりの歪みだったのです。

リスティング(骨の歪みの方向を示す)を教える教科書やガンステッドテクニックの仙骨の診断は仙骨基底部

の後方への変位を強調しており前方への変位などは全く記述されていないのです。

しかしながら実際には前方に傾いていることが殆どで後方にズレていることは殆ど見かけないのです。ほんの数%?

この為多くのカイロプラクティックを名乗る治療家の方々は矯正方法も含めてテキストに載っていない為に的確な

診断と施術がなされていないのが実情なのです。

かなり前のお話なのですが当院に通っていた患者さんがたまたま、近くの治療院に行き前方変位側を更に

押し込んで壊されてきたことがありました。後方からの形だけを見て教科書に当てはめた結果の惨状であろうと

当時は推察したのですが、現代ではYouTubeが全盛の時代で矯正技術を誇らしげに流している所も多いので

実際に見れるのですが、残念ながらやはり仙骨は正しく診断も矯正もされていないようです。

仙骨の前方変位側の腸骨は後方にスライドするので、腸骨の後下方として捉え腸骨を矯正している方が殆どなのです。

当然ながら当院では違いを確認し、仙骨の後下方として教科書どうりの方法を使い正しく矯正させて頂きました。

 

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下方の触診では全き同じ方向に傾いているのですが上部(基底部)のズレの方向が前方か後方で違うのです。

これを間違って診断すると矯正方法が全く異なり、大変なことになるのです。