カイロプラクティックの基本マニュアルを熟知する事は最低限必要なことです。
それが最も大事な基本だから、何事も基本がしっかりしていなければ発展などありえない訳で
その中で生まれた疑問こそが、カイロプラクティックを更に効果的に活用するための
ヒントなのです。
日本国内には何万軒ものカイロプラクティックの看板を掲げた治療院があります。
しかしその殆んどが癒しを主体にしてマッサージやほぐしなどを前面に出して
「うちの治療は痛くないですよ」とか「ボキボキさせないカイロです」などと患者に
語りかけています。
或いは「ソフトカイロ」などと言う言葉もよく見かけます。
こんな表現を使う治療家は本当のカイロプラクティックの技術を完成させていないのです。
本来カイロにはソフトもハードも無いのです。
あるのは症状の原因（異常個所）を探し正常にする事だけなのです。
それが骨盤の矯正であったり、背骨の矯正や筋肉や内臓、頭蓋骨の調整なのです。
骨盤や背骨の矯正で「ボキッ」と言う矯正音が鳴れば矯正が終了した
などと言う誤った認識を持つ治療家も少なからずいるため受ける人に
「怖い」とか「痛い」などと言うイメージを与え首（頚椎）の矯正は危険
だなどと言わしめたのです。
無知な医師は頭からカイロプラクティックを否定する人もいます。
我々に合わせれば医師（特に整形）こそがもっと検査器具に頼らずに
生理学、神経学をもっと勉強してほしいと思うのです。
よく見かける首全体を大きく回してボキボキする頚椎矯正はやり方自体を間違った
もので本来頚椎を含め矯正のストロークはごく僅かなもので正しく行えば危険など
全く無縁なのです。
また、先日カイロタイムズと言う機関紙に、法制化に向けての話し合いをしている様子が載って
いるのですがその会議の席では、約20もの団体の代表が集まっているにも関わらず
オブザーバーで来ている政府関係者の質問「カイロプラクティックの定義はなんですか？」
にまともに答えられなかったと嘆きの記事があったのにはあきれてものが言えませんでした。
あとで気が付いたのですが彼らの多くは技術や理論の切り売りの被害者で、系統だった教育を受けていない
からに相違ないと気付いた次第です。
また同じテーマの別の会議では、事故について（肋骨骨折）について言及していました。
どんな荒っぽい事をすれば肋骨を骨折になるのか理解に苦しみます。
どの部位の矯正も熟練すればするほどソフトになって行くはずなのです。
矯正時には音などしなくても動きは手に伝わるのです。
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