弟子の父親がヘルニア症状で調子が悪いと言っていた。
「治療に行こうか？」と言うと「行かないと言うんです。」と言うんです。
以前一度だけ我が治療院に治療に来られたことがありとりあえず
その場で症状は完全に消えないまでも軽くしていたはずなのに・・・
どうしているのかと言えば痛み止めを飲んで我慢しているんだとか
「どんな治療でも治らないのに一度で結果を求められては無理だよ」
と言った。
また「本人が納得して本当に治したいと思ってくれないとどうしようもないからね」
と言う話で終わった。
この手の患者さんは結構多い、何処に言っても治らないのに直ぐに結果を
求めてくる。
我々の治療はその場の結果を出す事が常に求められているのは分かる
何しろ保険が利かない（国が保健医療として認めていない）
のだから、負担は全て患者さんに掛かるのだから・・・
しかし患者さんの患部の状態や痛み具合がどうなっているのかまでは詳細には
把握できないので治療を続けながら様子を見るしかないのが本音である。
たとえレントゲンやその他のMRI等の機械で患部を観察したとしても本当の
状態（靱帯の緩みや関節の甘さ等）は正確には分からないのである。
症状が酷くても案外早く安定する事もあれば、少しの症状でも時間（回数）が
掛かる事が良くある、要は患部の痛み具合いにかかっているのである
患部が痛んでいるから症状が重いとは限らず、軽いから痛みが少ないとも言えない
このことは我々が抱える永遠のテーマなのかも知れない。
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