ご夫婦で時々来られている患者さんがお見えになって
約1ケ月前から耳の下が痛くなったので耳鼻科を受診したら「リンパが腫れている」と言われ
「抗生物質を処方されましたが一向に良くならないので来てみました。」と言って来られた。
良く見ると耳の下の顎の付け根あたりが痛むらしい
「これは腰椎5番の索引から起きている顎の痛みです。」顎関節には付け根から先端にかけて順番に
腰椎5番から順番に1番までの反射が扇状に牽引して痛みとして出る場合があるのです。
(下の絵のように)
この場合は腰椎5番の変位を矯正すると痛みは消失するのです。
「先にここちらに来れば良かったですね」
「まさかカイロプラクティックが有効とは思わなかったものですから」 と言って帰られた。
腰椎1番から5番までの問題は顎をいろんな方向に索引して問題を起こすことがあるのです。
特に5番の後方変位は顎を前方に牽引して、痛みを引き起こすいたずらをします。
この現象はカイロプラクティックを熟知して、情報を持っていないと容易には発見できないのです。
下の図でLは腰椎を表し、数字は腰椎1~5番を表します。
それぞれ腰椎に問題が起きると、矢印の方向に牽引の力が働くのです。
それが痛みとなって自覚症状が出る場合があるのです。