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カイロプラクティックの診断学

まずは骨盤から・・・

骨盤は簡単に分類すると真ん中に位置する仙骨と

その両サイドに位置する腸骨からなります。

「腸骨」

カイロプラクティックでは骨のズレの表示を「リスティング」

言います。

通常腸骨の場合のリスティングはPSIS(後上腸骨棘)

を基準にして

PI PI-IN PI-EX AS AS-IN AS-EX IN EX

と表記します。

「仙骨」

仙骨のリスティングは一般に基底部を基準にして

PR PL PI-R PI-L Base-P

と表記します。

以上の表記方法はカイロプラクティックの基礎では

必ず学ぶものでこの表記についての矯正方法に

ついて学ぶのが一般的です。

しかしそこにはある重大な問題があるのです。

通常の場合臨床では仙骨や腸骨が上記のようにズレていることは
 
殆ど無く、仙骨が前上方に歪んでいる場合が殆どなのです。
 
そこで我々が新たに創ったリスティングは

AI-R AI-L AS-R AS-L

なのです。

仙骨は殆どの場合前上方に歪み、その側の腸骨が後下方に歪んでいるように 

(一般に関節は相反する方向にズレる)錯覚させている場合が多いのです。
 
したがって仙骨こそが矯正の対象になるはずなのです。

これを一般のカイロ院では腸骨の歪みと捉えて矯正の対

にしている場合が多いのです。

そのため何度矯正しても安定せず通院回数も当然多くなるのです。

我々が新たに創ったリスティングはもとより矯正方法も

マニュアルには書いてないのですから当然と言えば
 
いる主原因なのです。
 
これに正しくアプローチ出来れば頻繁に通いつめる必要は
 
ないのです。

 

脊柱編


脊柱は33~35個の椎骨から構成されています。


内訳は


頸椎  7個


胸椎 12個


腰椎  5個


仙椎  5個


尾椎  4~6個


頸椎、胸椎、腰椎を可動椎


仙骨と尾骨は成人後骨化して1個の骨となるので不動椎という


ここでは可動椎の「リスティング」について


リスティングの方式は一般に


1.パーマガンステッド方式(P・G方式)


2.ナショナル方式の(N方式)


の二つの方式が用いられている


P・G方式は椎骨の棘突起を基準に表し


N方式は主に椎骨の横突起を基準にしている


自分が基礎を学んだ学校ではP・G方式を


採用していた。


実はどちらかの方式が正しいと言うことではなくて


どちらも知らなければ臨床としては使えないのです。


椎骨はこちらに都合よく棘突起を基準にとか横突起


を基準に歪んではくれないのです。


それを探る最も有効な検査法は可動触診法


(モーション・パルペイション)なのです。


可動触診法は椎骨などの関節の微妙な動きを感じて


診断するので何度も熟練してのみ習得可能な高等な


診断法なのです。


レントゲンやMRI等の静止画像では見つけられない可動域



の違いでズレの方向を診断するのです。


正しい診断に基づいてのみ正しい矯正が可能になるのです。

DSC_0233

 

環椎(C1

 

他の椎骨と違って棘突起が存在しない

 

特殊な椎骨です。

 

軸椎の歯突起と特殊な関節を構成し上部には

 

後頭骨を載せています。

 

環椎のリスティングは他の椎骨とは異なる表記をします。

 

まずは前結節の部分が上か下かの傾きから診ます。

 

続いて横突起が左右どちらに寄っているか

 

次に寄っている側が前方回転か、後方回転かを診るのです。

 

環椎の触診は他の椎骨以上に神経を使う必要があります。

 

それは首の胸鎖乳突筋と言う最大の筋肉の下に隠れている事

 

更に微妙な位置にあり触診が非常に難しいからです。

 

カイロプラクティックを行う者にとって環椎が正確に触れれば

 

一人前とまで言われているほどなのです。

 

また環椎は古くはB.J.パーマー(創始者の息子)によって

 

提唱された通称ホールインワン(環椎のみを矯正する)テクニック

 

として知られているのです。

 

カイロプラクティックには100以上のテクニックがあると言われ
 
ています。
 
代表的なものは

ガンステッド ディバシーファイド トムソン 
 
アッパー・サービィカルアプライドキネシオロジー
 
SOT アクチベーター などがあります。

ホールインワン(アッパー・サービィカルまたは上部頸椎などとも

言われている)もその一つで

.どのテクニックにもそれぞれ開発した人の拘りの理論がありそれに

基づいた診断と治療法を展開しています。
 
ただどのテクニックを取ってもそれら一つだけで全ての治療がカバー

出来るものではなく、ぞれぞれのテクニックの特性を知り組み合わせて

使うことによってカイロプラクティックとして最大の効果が期待できるのです。

DSC_0234

 

後頭骨は


環椎の上関節窩と顆状関節をなしているため


どの方向に変位しても同時に必ず上方に変位する

また後頭骨は仙骨と連動して動いているので


その関連を念頭に置く必要があるのです。


また後頭骨の乳様突起は左右で大きさが異なり


大きい乳様突起側には小さい関節顆が


小さい乳様突起側には大きい関節顆が


存在します。


この事は大きい乳様突起側の仙腸関節に


問題が多い事と関連があるのかもしれません


つまり大きい乳様突起側と同側に仙骨が


前上方に変位している確率が高いのです。

 

カイロプラクティックでは骨の歪みには

 

二通りあると言われています。

 

一つはサブラクセーションと言うもので

 

これは脱臼とは異なり関節の内部で

 

ある方向にズレ(変位し)て動きが悪くなった

 

状態を言います。

 

一般にカイロプラクティックで矯正の対象となる

 

状態のものです。

 

もう一つはカンパンセーションで一見サブラクセーション

 

のように見える骨の変位です。

 

実際には他のある部分が変位を起こしたため歪んでくる

 

身体のアンバランスを修正しようとする身体の適応力

 

の働きにより関連のある骨に生ずる歪みの現象なのです。

 

臨床上サブラクセーションはアジャストするが

 

カンパンセーションは絶対アジャストしないのです。

 

なぜなら補正作用を起こしている骨は原因個所を

 

取り除けば自然に消滅するからなのです。

 

自然に治るものを手を加える必要は全くなく

 

むしろ手を加えれば悪影響なのです。

 

カイロプラクティックで一度に矯正するのは2~3ヶ所

 

と言っているのはこの事も考慮してなのです。

 

良く見かけるあちこちボキボキしているのはその時は

 

気持ち良いと感じる人もいるようですがむしろ悪化させ

 

癖になって頻繁に通わされているのです。

 

このことは筋肉にも当てはまります。

 

骨は筋肉によって支えられ動きが与えられています。

 

何らかの原因で骨が歪めば当然筋肉にもアンバランスが

 

生じます。

 

ある動作をしたり激しい運動をして骨が歪んだ場合は

 

筋肉にも問題があるのでしょうが

 

何も運動をしない(覚えがない)で骨が歪んでいる

 

場合はやはり問題は骨に歪みにあるのでしょう

 

実際に来られる患者さんは

 

こんな場合のほうが多いのですから最初から

 

ただひたすら筋肉を揉みほぐす行為は無駄以外に

 

真のカイロプラクティック治療とは言えないのです。

 

フィクセーション

 

固定化、関節の動きが少なくなること

 

椎骨では通常2~3個一緒に起こるとされている

 

それは短回旋筋、特に長回旋筋は3つの椎骨を

 

複合体にしているからと推測されている

 

前述のカンパンセーションはフィクセーションを伴わないが

 

サブラクセーションはフィクセーションを伴う事がある

 

ただサブラクセーションは通常1個の椎骨に発生するが

 

フィクセーションの特徴は2~3個まとめて発生する

 

アプライドキネシオロジー(以下AK)では

 

フィクセーションの診断を筋力の弱化によっても

 

診断することが出来る

 

1.後頭骨フィクセーション : 両側の腰筋が弱い

 

2.上部頸椎フィクセーション : 両側の大殿筋が弱い

 

3.下部頸椎フィクセーション : 両側の膝窩筋が弱い

 

4.頸・胸境界椎フィクセーション : 両側の三角筋が弱い

 

5・胸椎フィクセーション : 両側の大円筋が弱い

 

6.胸・腰境界椎フィクセーション : 両側の下部僧帽筋が弱い

 

7.腰椎フィクセーション : 両側の頸椎伸展筋左右同時にテストして弱い

 

8、仙骨フィクセーション : 頸椎伸展筋を左右各々にテストして両側とも弱い

 

9.腸骨フィクセーション : 片側の頸椎伸展筋が弱い

 

とあるその上で

 

触診による診断とコレクションの方法が書いてあり

 

コレクションが終了したら筋力を調べ荷重を掛けて

 

再度テスト行い再発すれば云々・・・とある

 

確かに椎骨コレクションでは治療後に歩かせて

 

再検査をするとかなりの確率で再発する

 

本にはAKの筋肉調整(起始ー付着テクニック)の記述もあり

 

筋肉調整によってフィクセーションが治る場合が多いとも

 

書かれているのだがなぜ筋肉調整ではなく椎骨のコレクション

 

なのか?

 

最近まで疑問として頭の隅に残っていました。

 

AKの筋肉調整は限界があり深部筋には接触が難しく

 

また大きい筋肉にはどこをすれば効果的なのか曖昧なのです。

 

ある時筋肉の動きを想像しているとある種の閃きがあり!!

 

筋肉は伸縮の時、組織がスライドしているところに着目して

 

他動的に収縮させて更にある種の動作を加えると

 

弱かった筋肉が強くなった。

 

そこでまずいつも治療で最後に検査し調整する

 

大腰筋で試してみたところ大成功だった。

 

大腰筋の調整法は学院で習ったのは膝をたてお腹に

 

手を差し込んで調整する方法と仙腸関節をして手掌で

 

押し込む方法を習って使っていたこの方法ではやり方に

 

よっては少し痛みを伴う事もあった。

 

しかし新しい方法では関節を利用するので全く痛みは

 

伴わずしかも筋肉全体が調整できるのです。

 

そこでフィクセーションにも応用できないかと考えて

 

検査で使う筋肉を調整することを思いついた。

 

つまり弱化している筋肉を強くするのです。

 

すると見事に的中、フィクセーションは改善され

 

負荷(歩かせても)をかけても再発しないのです。

 

この方法なら深部の筋肉にもアプローチでき持続性も

 

あるのです。

 

この方法は筋肉痛の改善にも即効性があるのです。

 

こうしてHMC療法が誕生したのです。

 

これを境に今まで結構重宝していたキネシオテープも

 

殆んど使う必要がなくなった。

 

HMC療法

 

聞きなれない名前だと思います。

 

そのはずです自分が命名しました

自分が考案した筋肉調整法です。

筋肉へのアプローチ法は一般に

1)マッサージ

2)ストレッチ

3)PMF

4)操体法

5)キネシオテーピング

があります。

AKを勉強された方は筋肉の起始と停止部分を操作する方法と


筋腹にアプローチする方法をご存知だと思います。

2)~4)はいずれも筋肉にテンションが掛かります。

AKの方法は大きな筋肉や深部の筋肉には正確に


操作するのが難しいと言うのが難点なのです。

HMCでは筋肉には全く負荷を掛けないので患者への


負担が最も少ないのが特徴です。

更に関節をまたいでいる筋肉は関節の可動を利用して


調整するため深部にある筋肉や大きな筋肉にも効果的な


調整が可能になったのです。

しかも筋肉全体に満遍なく効かせることが出来るため


即効性と持続性があるのも大きな特徴なのです。

操作はいたってシンプルですが筋肉の起始と停止を


熟知する事と簡単なコツを身につけることが

より果を上げる為には必要なのです。

 
Bioelectric Test

分かりやすく言えば一人で行うOーリングテストです。

AK(アプライドキネシオロジー)では任意の筋肉を使って

筋力の強弱を見極めて悪い所を探す方法を使います。

治療地分析(セロピーローカライゼーション)T/Lと言います。

ハムストリング筋(後大腿筋)や
 
三角筋などを使うのが一般的です。
問題は使う筋肉が大きいので繰り返し使うと疲れることと

人によっては力比べになったりして正確さに欠けるので

使いこなすのが結構難しいのです。

そこで登場したのが大村恵昭氏が考案した


Oーリングテストなのです。

指でリングを作り助手に開かせる事で診断するのです。
 
母・小指対立筋を使うのです。

この方法だと疲れにくいと言う特徴があります。

しかし助手との連携がうまくいかなかったり

思い込みがあるとやはり力比べになったりして

精度はかなり落ちるのです。

私は当初からOーリングテストはうまく使いこなせませんでした。
最初は患者さんの三角筋を使って検査していました。

あるとき指が開くのはきっと何かあるのだと思いリングを作って

色々試してみると触れている箇所にかすかに反応を感じたのです。

「これだ!!」と思いそれからはあらゆるもので試したのです。

携帯電話・パソコンなど異常を感知しそうなものは

片っ端から試して感覚を磨きました。

これを使いこなすと直接手に触れなくても見ただけでも

反応します。

あえて「Bioelectric Test」としたのは

Oーリング協会と言う団体が存在するために

混乱を避けるために命名しました。

今では治療の診断の補助として重宝しています。

しかしあくまでも確認のためのもので

メインの検査は前にも書いた可動触診法なのです。
 
SCM療法

これは首にある一番大きな筋肉、胸鎖乳突筋に現れる

内臓の異常を示す結節を取り除く治療法です。

右側は機能低下時に
 
左側は機能亢進時に現れます。
.
この療法をカイロの学院では
 
結節を指で挟んで弾いたり揉みほぐしたりする

様に教わりました。

しかし結節はそんなに間単には除去出来ません。

それもそのはずここが原因ではなく内臓の異常を知らせ
 

足の裏のツボや身体の表面にでる内臓異常の

指標と同じ種類のものなのです。

足のツボを刺激したり筋肉をほぐしたりマッサージ

しても効果はあまり期待できないのと同じなのです。


おそらくはセミナーなどで講師が補助的に行ったものを

 
主流と捉えて伝わったのではないでしょうか?
 
カイロプラクティックは対処療法ではなく原因を
 
取り除く治療法なのです。

それが分かってからはこの筋肉では内臓の機能が低下して

いるのか亢進しているのかの判定に使用しています。

「SCM診断法」と言った方が正しい様です。

つまり俗に言われる自律神経失調症!
 
即ち交換神経の異常か
 
副交感神経の異常なのかを判断し施術後の確認も行えるのです。

これにより肩こりや頭痛と言った症状が内蔵の問題から発生した

ものか又は構造的な歪みが主原因なのかを

素早く知る事が出来るのです。

更にチャートを細かく読めばどの内臓の働きが異常なのかも

分析可能なのです。
 

呼吸調整


AKのテクニックの本に呼吸調整と言うテクニックが


書かれています。


この本を元にしてAKカイロプラクティックについて


学んだのですが書かれている事が非常に分かりにくいのです。


自分が授業を受けたときは「呼吸を利用してアジャスト(押し込む)


すれば少ない力でアジャストが可能なので使ってみてください。」


程度の説明だった。 ..


その後教える立場になってもそれ以上は教えることが


出来なかったがどうもしっくり来ないのだがそのまま


(分からないから)にしていた。


何年後かにもう一度じっくり読み返してみるとやはり


何かが違うようなのだ。


人は心臓による動き、呼吸による動き


頭蓋・仙骨の動き(脳脊髄液の循環)


もう一つまだ解明されていないと言われている動き


この4つの動きによって生命を維持しているのです。


そのうち呼吸と頭蓋・仙骨の動きは脊柱も動かしているのです。


したがってAKに書かれている呼吸調整は呼吸に合わせて


アジャストするのではなく「呼吸と頭蓋の動きによって


椎骨が本来ある位置に戻ろうとする力が働く」のを


利用することだったのだ。


あとがきにはこのテクニックは小さい子や治療を怖がる


患者骨多孔症の患者などに活用できるす素晴らしい


テクニックであると書かれているのに


「呼吸に合わせてアジャストするのではあまりに芸が無い」


と思っていたことが解決した瞬間であった。


勉強をしてたくさん疑問のある中で一番先に解明した


出来事であった。


他の講師に説明しても自分の助手をしていた人


以外は聞く耳を持たなかった。


もう12~3年前のことである!!

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