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腰痛の解消方法

単に腰痛と言っても様々な原因があります。

また腰痛を発症するのも様々なケースが存在するのです。

重いものを持ったり、仕事が忙しくストレスがたまったり、人間関係のストレス、季節の変わり目の急激の温度変化に

対応できなかったりと原因は様々なのです。

また腰痛の原因の多くは骨盤の歪みです。骨盤は中央の仙骨とその両サイドに位置する寛骨(腸骨・恥骨・坐骨の3つが融合したもの)

からなり腸骨と仙骨は仙腸関節を形成しているのです。仙腸関節は整形外科などでは、頭蓋骨とともに不動の関節と言われ

動かないものだと認定されている所もあるようですが、実際はどちらも動きがあるのです。

仙腸関節は身体の前後屈、側屈、回旋のいずれにも関与しています。

したがって治療院などで良く進められる骨盤を固定するベルトなどは極力使用しない方が

身体を動かした際に腰椎などへの過度の負担を減らす上では良いのです。

そしてよく問題(ズレ)を起こし身体の姿勢が崩れて腰痛はもちろん様々な箇所に影響を与え症状を発生させます。

 

腰痛の治療はやはりまず骨盤から診断を始めるのですが、骨盤の歪みにも様々なバリエーションがあります。

ストレス性の腰痛では内臓にストレスが掛かり関連する骨格筋が弱化します。

骨は自分では動くことが出来ない為筋肉に動きを委ねているのです。

骨格筋は骨を動かすとともに自立するために支えていますから筋肉が弱化し緩むことで骨も歪むのです。

特に骨盤の前方を支える縫工筋や白筋は副腎と連動しており、その副腎は最もストレスを受けやすい臓器なのですが特に

自覚症状が無いのも大きな特徴なのです。

副腎にストレスが掛かると縫工筋や白筋が弱体化し骨盤の前方が支えられなくなるので仙腸関節が緩み仙骨は前方に倒れるのです。

仙骨の前方に倒れた側の仙腸関節はスライドし腸骨は後下方に動くのです。

したがってその側は腸骨は高く見えるようになります。

その反動で反対側の腸骨は前上方に動き左右の腰の位置(腸骨)の高さの差はさらに大きくなるのです。

現在はストレス社会でありこの骨盤の状態の患者さんが大多数を占めているのです。

 

では仙骨が前方に倒れるとどうなるのでしょうか? もちろん腰痛も発症します。

結果腰椎は前方に倒れるためその上の背骨は生理的湾曲が大きくなり、姿勢は悪くなるのです。

背中は猫背になり、肩は前に歪み胸を張るのがつらくなります。身長も実寸より見掛け上低くみえるようになるのです。

思春期にこの状態が続くと側弯症なども発症するので早めのケアが必要なのです。

仙骨を正常な位置に矯正することはすなわち姿勢矯正、姿勢を正しくすることなのです。

それによって瞬時に姿勢は正常に戻り、猫背や両肩の位置も身長も実寸に戻るのです。

更に仕上げとして大腰筋の調整、頚椎・胸椎・腰椎のチェックおよび調整(ズレがあれば)で完了です。

このような状態では左右の腸骨を矯正しても結果は出ないのです。

(一般に行われている右をアジャストして、左をアジャストするやり方)

アジャストによる副産物

更に仙骨と頭蓋骨の脳脊髄液循環のポンプとしての機能も回復し脳への栄養も十分いきわたり、内臓の働きも良くなるのです。

人間が母体で280日かけて作られているのと同じく、歪んだ箇所が是正されれば脳からの指令が滞ることなく抹消に伝わり

皆が平等に持っている自然治癒力(イネイトインテリジェンス)が100%発揮され病気も自分の力で治っていくのです。

これがカイロプラクティックによって行われる芸術なのです。

 

良く「ぎっくり腰をしました。」「昔何度かぎっくりをしまして」

と言う話を聞きますが、ぎっくり腰の本当の正体は筋肉の不随意収縮によって起きるもので

余分な力が働いた瞬間に筋肉独自に反応して保護しようと収縮して起きるのです。

したがって大抵の場合患部に発熱を伴って患部の冷却と5~7日程度の安静が必要なのです。

ぎっくり腰と思われている症状の殆どがいわゆる(ぎっくり腰症状)であってぎっくり腰ではないのです。

その殆どが仙腸関節の歪みがあるきっかけ(大掃除・仕事の繁忙期・人間関係などのストレス)で瞬間的に悪化して起きているので

大抵この場合は仙骨の歪みを正常に矯正すればほぼ解決するものなのです。

 

仙骨が傾くことによって下半身には様々な症状が現れます。その代表的なものが坐骨神経痛です。

坐骨神経は腰椎から身体の下の部分に分布していますので、臀部痛や股関節痛、膝痛と言った症状としても頻繁に現れるのです。

医師の診断では股関節の痛みを訴えると変形性股関節などと診断されることが多いのですが、まずは坐骨神経を疑うべきだと思います。

膝の痛みには変形性質関節症や軟骨、半月板のすり減り、靭帯の損傷などと診断されることが多いようですが

カイロプラクティックでは激しい運動や事故などの覚えのない場合はやはりまずは坐骨神経を疑うのが一般的なのです。

その後に内臓からの信号による痛みを探ることで身体に優しい治療が受けられるのです。

内臓の影響で下半身に痛みとして出るものを紹介しますと

股関節痛→呼吸器、盲腸、結腸、膵臓  尾骨痛→十二指腸 殿筋痛→生殖器 膝痛→回盲弁、副腎、S状結腸、胆嚢 

大腿四頭筋痛→小腸 ふくらはぎ痛・攣り→盲腸 脛部の痛み→膀胱 踵の痛み→前立腺、(内臓ではないですが)頚椎1番

ざっと上げただけでもこれだけの原因が関与している場合があります。

カイロプラクティックを正しく行えば、これらの原因を突き止めて施術が可能なのです。

 

 

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