呪縛から解けて更なるグレードアップへ!!
9年間関わってきたカイロプラクティック学院を去ることになった事は次回述べましたが、自分が辞めるにあたっては裏では色々あったようです。
卒業式が終わってついてくる人たちと少し離れたカラオケで飲みなおしていると、オーナー側に行っていた人が様子を教えに来てくれた。
「全員を集めて彼奴をやめさせない方法はないかと喚いていたので、つまらなくなってこちらに来ました。」「多分後でこっちにやってくると思います。」と言っていたので、鬱陶しいので2次会は早々に切り上げて解散した。
ともあれ何事もなく無事に辞めることが出来たのです。
しかし暫くは無言電話がかかってきて暫くは鬱陶しい思いもしました。
しかも犯人は2人、オーナーと最後に本部にうその情報を流した人物です。無言電話のパターンが違うのですぐに誰だか分かりました。
流石にオーナーは一度だけでしたが、もう一人は結構しつこく転送にしていたら休みの日まで掛かって来ました。最後がオ
ーナーみたいだったのでしつこい奴の名前を言って誰かわかっていると告げると、そこでピタリとやみました。
無言電話と言えば生徒募集の説明会に、他校の生徒が匿名で大挙して(7~8名)やってきて最後に自分達の立場を明かし、在籍している学校の現状を話して、こちらに入りなおしたいと言って許可を求めてきたのです。
その時はこちらに断る理由は無いので許可しました。
当時はカイロプラクティックの学校が多数あって競争も激しかったのですが、自分の学校は頭一つ抜けた存在だったので、他校の説明会を聞いて流れてくる人も多かったのです。
その後その学校から頻繁に無言電が掛かって来ました。その時は依頼されて学院に隣接した治療院をしていたので両方に同じ様にかかって来て同じBGMが流れていたので間違いなく其処からだと分かりました。
学院をやめた後に数人が一緒に勉強をしたいと言ってきたので、一緒に勉強をすることになったのです。
タイミングよく受講希望者が現れたので、カリキュラムを見直し基礎からの勉強を始めました。
生理解剖の担当に理論と技術の担当を決め1年間の始まりです。自分はオブザーバーとして授業を見守ります。
最初の基礎の部分は順調に進んでいましたが、診断学や矯正に入ると今まで疑問に思っていたが封印いた事例の疑問が次々
と解けていくのです。
「今の理論は実はこうゆう事じゃあないのか?」と提案し実際に行ってみるとするとそちらの方が正解で効果的なのです。
自分は見つけたことは必ず公表しみんなと一緒に実戦で使って確認しあったのです。
こういった技術は隠さず閃いたときに公表することでより皆で共有することで精度もどんどん上がって行くのです。
不思議なことに最初に見つけた自分が一番正確にでき、精度が高いのです。
こうして大きな組織の中で統一されていたため異論が唱えられなかったことが、徐々に呪縛から解き放たれていったのです。
このことは仲間と一緒に更なるカイロプラクティックの技術の革新につながりました。
最初の発見はパルペーション(触診)の授業でした。
腸骨から始まり、仙骨へ、ここでマニュアルでは仙骨の基底部(上部)のリステング(ズレの方向)が実際の現場で見る方
向と真逆であること(これは前から分かっていた)マニュアルには基底部は後方変位を主体に書かれているが実際には前方変
位が9割以上を占めているのです。
そこで触診に仙骨尖部の触診を追加しどちらが高いかを調べさせることにしたのです。
次にモーションパルペーション(可動触診)では仙骨尖側の両サイドの動きの違いを見ることに、伏臥位で後方から動かす
と低い側には動きがあるが、髙い側に動きがないのです。
それは対角線側の上部が前方に倒れ尖側がロックされているからに他ならないのです。
この現象にはリステングの呼称は存在しないので、AI-R、 AI-Lの呼称を新たに加えたのです。
この呼称は我らのグループにしか存在しないものでしたが、最も的確な表現だと仲間全員と確信しあったのです。
矯正の技術に入ってからは通常の矯正法に追加して、仙骨の新しい方法を入念に行いました。もちろん教科書には載っていないのです。
この矯正法は熟練すればするほど力は必要なく、見るとすごく単純で簡単そうなのですが、実際に行うと方向、力加減ともに繊細さを要し、非常にむつかしい様でした。
脊柱の触診でも、基本はパーマガンステッド方式で行いましたが、ナショナル方式も併用しないと正確な骨の様子は把握で
きないのです。
骨のズレには4次元方向があってどちらの方法でも網羅は出来ないのです。
骨の様子が正確にわからないと正確な矯正は出来ないのです。
SOT(骨後頭骨テクニック)も学習はしましたが治療法としての完成度は低く適合する症状は稀にしか存在しないのです。
しかしこのテクニックの中にある診断法は非常に優れたものがあり仙骨の診断に非常に役立つものでした。
AK(アプライドキネシオロジー)の勉強に入り、テキストとの乖離は結構なものでした。
その代表的なものが筋肉調整です。
テキストには筋肉調整は強くするときは、筋肉の起始停止を近づけるか筋腹部を引き離すようにする、弱くするにはその逆
を行えと書かれているのですが、大きな筋肉や深部の筋肉には十分な効果があげられないのです。
何かの閃きから、関節を利用して筋肉を縮める操作をしたらどうかと思い実行しました。すると効果は絶大なのです。
その操作法にはちょっとしたコツがあるのですが、筋肉がどこからどこまでと言う事がしっかり把握できれば誰にでも簡単に
できるのです。
この発見で大腰筋の調整もお腹を押さえてする方法から、下肢を使って操作する方法へと大きく変わることになった。
更にフィクセーション(椎骨が2~3個固まって動かなくなっている状態)の解消の仕方もがらりと変わり、時間差をつけて矯正する方法から、フィクセーションに対応して弱くなった筋肉を調整するように変わったのです。
この方法にしてから再発がなくなり効果は絶大でした。
更にこの手法は逆流性食道炎の解消にも一役買います。
次回はマニュアルに隠れたスゴ技をお送りします。
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